品川近視クリニック視力回復レーシックQ&A

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Q&A

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2011年01月29日 (28歳/女性)

Q.相談 来週検査と手術の予約をしているものです。
日にちが近付くにつれ、不安に思うことが多く、何点か気になることがあり、質問させていただきました。
1)以前、他の医院で受けた際に、「見え方の質がかわる」と言われました。
高次収差のことでしょうか?
それは手術後、ずっと残るものなのでしょうか?
2)ハロとグレアは手術後はずっと付き合っていくものなのでしょうか?
普段運転が欠かせないため、どの程度残るものなのか大変気になります。
また手術後もすぐに運転できるのですか?
3)アマリス500Zレーシックを検討していましたが、友人がそちらで施術した際、プレミアムレーシックを推奨されたそうです。
アマリスとプレミアムはどう違うのですか?
4)レーシックを施術後、10年20年経過しても問題なく過ごせるものなのでしょうか?
手術後のコメントはありますが、長期間経過後がどうなるのか心配です。
長々とすみません。
以上ご回答よろしくお願いします。

 

A.回答 1)高次収差はどの患者様であっても少なからず存在します。また、角膜を切除する屈折矯正手術(レーシック等)を行うことで高次収差は増大し、増大の程度は矯正する近視の量(切除量)によって変わります。
(近視の量が強い方ほど増大する量は多くなります。)
また、この増大の量は、エキシマレーザーの機械の差(アイトラッカーや照射パターン等)にもよるかと思われます。

2)レーシック手術では角膜を削ることによって近視乱視を矯正しますが、技術的には近視乱視を全く無い状態にすることは困難であり、特に元々の近視乱視が強い方は、少し乱視が残ってしまう場合がございます。
そのような場合は特に暗所での見え方が若干劣ることがございます。
また、手術後は一時的に眼が乾きやすくなるドライアイの症状や、光が眩しく見えたり、滲んだりするハロ、グレアといった症状が出てきます。
レーシック手術後のハロ、グレアは手術をお受け頂いた方は最初は必ず感じますが、そのような症状は時間の経過と共に徐々に改善していきます。
尚、手術前の近視や乱視が強い方は改善に時間がかかる場合があり、また、生活に支障がないレベルで若干ハロ、グレアが残る場合があります。

ほとんどの方は手術翌日は良好な視力に回復されており、運転可能な場合が多いのですが、手術してまだ間もない時期は視力が不安定になりやすく、疲れると見えにくい、夜間にクルマのヘッドライトがまぶしく感じる、光がぼやけるなどの症状が出やすく、あくまで運転できるかどうかは本人の見え方の自覚での判断となってきます。
尚、夜間の運転は、安全のためにも術後 1週間程度は控えて下さい。

3)当院で行っているレーシック治療では、フェムトセカンドレーザーにて角膜の表面にフラップと呼ばれるフタを作り、フラップをめくって露出した部分にエキシマレーザーを照射し、角膜を削ることで光の屈折率を調節して近視乱視を矯正します。
尚、使用している機器の組み合わせによって、手術法が異なります。
大変恐れ入りますが、【プレミアムレーシック】という治療は当院にはございませんが、「プレミアム」と「レーシック」を術式名に含む手術法は次のようなものがございます。
また、アマリス500Zレーシックとの違いは以下の通りです。

【プレミアムイントラレーシック】
◇フェムトセカンドレーザー  
:AMO社製 イントラレースFS60レーザー
◇エキシマレーザー 
:Wave Light社製 Allegretto WAVE Eye−Q

【品川トリプルRプレミアムイントラレーシック】
◇フェムトセカンドレーザー  
:AMO社製 イントラレースFS60レーザー(誤差調整マイクロシステム付設)
◇エキシマレーザー 
  :Wave Light社製 Allegretto WAVE Eye−Q
(コンディションメーター搭載)

【スタンダードZレーシック】
◇フェムトセカンドレーザー  
:Ziemer社製 FEMTO LDV
◇エキシマレーザー 
:Wave Light社製 Allegretto WAVE Eye−Q
(コンディションメーター搭載)

【アマリス500Zレーシック】
◇フェムトセカンドレーザー  
:Ziemer社製 FEMTO LDV
◇エキシマレーザー 
:Schwind社製 アマリス

プレミアムイントラレーシックと品川トリプルRプレミアムイントラレーシックの手術後の視力は、それほど大きな差はないかと思いますが、最も大きな違いは手術中の環境にあります。
品川トリプルRプレミアムイントラレーシックでは、イントラレースFS60レーザーに誤差調整マイクロシステムを付設し、 Allegretto WAVE Eye-Q にコンディションメーターを搭載することによって、手術中において理想的な環境を作り出し、角膜を削る量もより正確なものとします。
わずかな誤差が微妙に影響する繊細な手術ですので、そのわずかな誤差をより是正することで、より安定した結果が得られます。
そのため、近視乱視度数が強い場合や、角膜の厚さに余裕がない場合等には、品川トリプルRプレミアムイントラレーシックがお勧めな場合がございます。

スタンダードZレーシックやアマリス500Zレーシックでフラップを作成する際に使用するFEMTO LDVは最新型となっており、トップビューカメラが搭載されていますので、手術中も患者様の眼を確認しながら進行することができます。
また、フラップの位置を微調整できる機能もありますので、正確性安全性ともに優れています。
その他、機械自体が非常にコンパクトボディーのため、フラップの作成がエキシマ室で行えますので、イントラレーシックのようなイントラレーザー室からエキシマレーザー室へ歩行移動の必要がございません。
コンディションメーターはエキシマレーザーに搭載されているもので同時に測定することが可能です。

尚、FEMTO LDVは、照射エネルギーは非常に低いため、手術後に炎症や眩しい症状が出にくいという特徴があります。
しかし当院で行ってきたイントラレースでの症例データから見ても、術後の点眼をしっかり行っていただくことで、そういった症状は改善されていますため、イントラレースとFEMTO LDVでは、手術の結果には差がないと思って頂いて問題ありませんので、患者様ご自身で安心して治療をお受け頂くことが出来る方をお選びいただくのが1番だと思います。

品川トリプルRプレミアムイントラレーシックやスタンダードZレーシックでは、Wavelight 社製の『Allegretto WAVE Eye−Q』を照射することで近視や乱視、遠視等を矯正しております。
尚、Allegretto WAVE Eye−Qの照射方式はフライングスポット方式と言い、とても小さな照射スポットで角膜全体をまばらに照射するシステムのため、手術後の回復がより早くなっております。
また、眼球の位置のズレを防ぐ2次元の眼球自動追尾装置のみならず、左右の眼球の相対的な位置を補正するための装置も備わっており、精度の高い矯正が可能になっております。
また、Allegretto WAVE Eye−Qの照射には、主として角膜形状解析装置ウェーブフロントアナライザーで測定したデータを直接使用した照射を行うWavefront-guided照射と、またその他の様々のデータを基にして照射を行うWavefront-optimized 照射がございます。

Wavefront-guided照射は「ウェーブフロントアナライザーで検出データをエキシマレーザーにリンクさせることで、より高次元での矯正を可能とした、特に眼球の収差(ゆがみ)が大きい方に対して効果がある治療方法」です。
ただし、全ての患者様にWavefront-guided照射が最善の選択肢であるとは限りません。
当院では患者様にとって最善の結果が出るべく治療を行っておりますので、ウェーブフロントアナライザーの検査結果を基にドクターが患者様にとってWave front-guided照射が必要かどうかを判断し、必要と判断された方のみに、Wave front-guided照射を行っております。

アマリス500ZレーシックとスタンダードZレーシックの違いは、角膜を削る際の機器(エキシマレーザー)が異なる点が挙げられます。
スタンダードZレーシックでは、 Wavelight社製のAllegretto WAVE Eye-Q を使用します。
また、アマリス500Zレーシックでは、 Schwind社のアマリスを使用します。
Allegretto WAVE Eye-Q とアマリスの違いとしては、周波数の違いとしてあげられます。
周波数の違いは、トータルの照射時間の違いとなりますが、Allegretto WAVE Eye-Q(400Hz)とアマリス(500Hz) が同じ度数を矯正する場合、Allegretto WAVE Eye-Q は6秒、アマリスは5秒と、照射時間が短く、乾燥の影響を受けにくいため、より精度の高い照射が可能となっております。
※照射時間が長い場合には、術中の乾燥により、レーザーの効果が強く出てしまい、過矯正気味になることがあります。

尚、アマリスの最大の特徴は、6次元アイトラッキング(眼球自動追尾装置)が挙げられます。
AllegrettoWAVE Eye-Q含め、これまでのエキシマレーザーのアイトラッカーは2次元のものが多かったのですが、2次元のアイトラッカーでは眼の傾きも平面の動きとして認識してしまう為、眼が傾いた状態で照射した場合、照射位置がずれることがあります。
※万が一、このような状態となった際は、角膜の厚さに問題がなければ再手術で改善させることが出来ます。
しかし、アマリスの持つ、6次元全ての動きを察知できるアイトラッカーは、眼の傾きにも対応でき、正確な照射位置を瞬時に判断します。
更に、アマリスは2段階の照射レベルを融合させることで、より早くより正確なレーザー照射を実現し、照射時間の短縮によって角膜へのダメージを軽減します。
アマリスに関しましては、6次元のアイトラッカーと2段階の照射パターンが高次収差の増大を最小限に抑えるよう工夫されております。

当院ではアマリス(6次元)の他、Allegretto WAVE Eye-Q (2次元)を用いた治療を行っており、どの治療法も夜間の見え方の質はよいですが、照射位置の微妙なずれが生じた際は夜間の見え方の質の低下につながりますので、アイトラッキングの性能が良い、アマリスを用いたアマリス500Zレーシックがより質は高いかと思われます。
アマリスは「アベレーションフリープログラム」という、術後に高次収差を増加させない照射プログラムを採用しています。アマリスのアベレーションフリーは、本来持っている自然な見え方の“質”を保ちながら、視力を向上させる最先端の治療法として世界的にも注目されています。

4)エキシマレーザーで近視治療が行われるようになってから約20年が経ちますが、長期的には特に問題がなく、理論的にも問題ないと考えられる為、毎年世界で多数の方がレーシック手術を受けられております。
ほとんどの方は手術後は良好な視力を維持されておりますが、近視の進行は遺伝や環境など様々な要因に関係しており、レーシック手術そのものは現時点での近視乱視を治療することは可能ですが、その後の近視を予防することは、残念ながら出来ません。
そのため、レーシック手術後に良好な視力に回復された場合でも、術後少し戻る可能性もございます。
(一般的には近視の強い方の場合の方が、近視の弱い方よりも戻りやすい傾向はあります)

また、当院で手術を受けられた患者様の99.5%が1回の手術で 1.0以上の良好な視力に回復されておりますが、レーザーの効果には個人差があるため、もともとの近視乱視度数が強い方の場合は、1回目の手術でも近視乱視が残り、視力の回復が不十分になる場合もございます。
このような場合には、眼鏡やコンタクトレンズの装用も可能であり、角膜の厚さなど眼の状態に問題がなければ、追加矯正手術により更に視力を向上することは可能です。
(手術後の近視の戻りや、1回目の手術でも近視や乱視などが残り再手術を要した割合は1%未満となっております)
当院には、万一視力が再び低下した場合において保障期間内の追加矯正を1回無料で行う保障制度がございます。
(術式によって、保障期間は異なります)
但し、可能かどうかは再度検査を行い、角膜等の状態を診てドクターが判断する形になります。
(当院では2回目の手術を受けられた方は、ほぼ全員が 1.0以上の良好な視力に回復されております)

また、レーシックで近視を治療した場合は、普通に眼が良い人と同じように、ある程度の年齢になると老眼が始まります。老眼は眼の老化現象であり、かなり個人差はございますが、通常は40歳代中頃にはほとんどの方が自覚するようになります。
手術後に老眼が出てきた場合には、通常の老眼鏡を装用することで対処できます。
手術により眼が良くなった場合でも普通以上に老眼が早くなったり、きつくなったりするということはございませんので、ご安心下さい。
尚、長期的に見ると近視のあるなしに関わらず、白内障などの老化現象が起きて少しずつ視力が低下する可能性はあります。

※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。

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