品川近視クリニック視力回復レーシックQ&A

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Q&A

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2010年09月26日 (25歳/男性)

Q.相談 現在、オルソケラトロジーにて3年間ほど矯正していますが、レンズがずれやすく視力が安定しづらく、矯正用レンズの装用の手間など今後仕事をする上で支障をきたす恐れがあるため手術を検討しています。
矯正前は両目-6.25Dの強度近視でした。
以下1)〜4)の質問をさせていただきます。
1)検査手術を行なうには三ヶ月前から装用中止が必要とのことですが、現在から三ヵ月後にすぐに(遅くとも来年1月中旬までに)検査手術を行なってもらえるのでしょうか。
2)以前、眼底検査にて強度近視により網膜が薄いと医師に忠告を受けたことがありますが、手術において一時的な眼圧の上昇などによる網膜剥離などの危険性はどのくらいあるのでしょうか。
3)趣味として空手をやっており、頭部には打撃が当たることはありますが、目に直接打撃が当たらぬよう顔面防具を使用しています。
ボクシングなどはラゼックの方が外れにくくて向いていると聞きましたが、症例数、精度、術後の視力や症状、保障期間などから考えても、同費用のイントラレーシックの方が優れているように感じます。
実際、ラゼック以外のレーシックで角膜が剥がれたといったような問題のあった事例は過去にあるのでしょうか。
また、ラゼックの方が他のレーシックに比べ角膜が有意に剥がれにくいというエビデンスがあるのでしょうか。
4)ネット上でブログなどで書かれているラゼックの体験談を見ますと、他のレーシックに比べると、痛みもあり、術後しばらく視力が安定しない期間が長いような印象を受けました。ラゼック後はどのくらい期間読字や日常生活に支障をきたすのでしょうか。
また、やはりラゼックは他のレーシックに比べると日常生活に支障をきたすほど視力が不安定になりやすい人が多いのでしょうか。
長文になってしまい申し訳ありませんが、本気で検討していますので、出来る限り@〜4)についてのご返答をもらえますでしょうか。

 

A.回答 1)オルソケラトロジーレンズをご使用中の方は、オルソケラトロジーレンズによる角膜の圧迫変形がある程度回復するのには時間がかかりますため、“検査”と“手術”の前はいずれも、3ヶ月間はオルソケラトロジーレンズの装用を中止して頂いております。
尚、その間はコンタクトレンズをご使用頂くことは可能ですが、検査と手術の前はコンタクトレンズの装用を一定期間中止して頂く必要がございます。

【装用中止期間(使い捨てのレンズの場合も同様です)】
ソフトコンタクト(近視遠視)は 3日間
ソフトコンタクト(乱視入り)とハードコンタクトは2週間(14日間)
※連続装用レンズを使用している場合は、お電話にてお問合せください。
※日常生活に支障をきたすようでしたら、安全の為にも矯正用眼鏡の装用をお勧め致します。
尚、検査結果によっては(コンタクトレンズによる角膜への圧迫変形の影響がまだ残っているようでしたら)、さらに装用中止期間を設けた上で再度検査をお受け頂く場合が出てくることをご了承下さい。

2)レーシック治療では角膜の表面を薄く切開する際に、眼球を固定します。
その固定の際にどうしても眼に圧力がかかるため、もともと網膜に穴が開いている(網膜裂孔がある)場合には、レーシック治療でかかる圧によって、網膜裂孔から網膜剥離へと進行してしまう可能性も考えられます。
そのため、網膜裂孔がある場合(また、その疑いがある場合)には、レーシック治療前に必ず網膜のレーザー治療をお受け頂く必要がございます。また、網膜剥離がある場合も、レーシック治療前に網膜剥離の治療をお受け頂く必要がございます。
尚、強度近視の方は眼球の奥行きの長さ(眼軸長)が伸びているために、網膜が部分的に弱くなり、それによって網膜剥離が起きやすく、レーシック治療を受けられた場合でも、網膜剥離になるリスクが低くなるわけではありません。
(レーシック治療では角膜への屈折状態は変えますが、眼軸長は変わりません)
網膜裂孔に関しては、レーシック治療をお受け頂かない場合でも、年齢による変化として網膜剥離が起きる可能性がございますので、いずれにせよお近くの眼科にて半年か1年に一度は、定期健診(眼底検査)をお受け頂くことが大切です。

3)4)
当院で行っているレーシック治療(イントラレーシックZレーシック)では、フェムトセカンドレーザーにて角膜の表面にフラップと呼ばれるフタを作り、フラップをめくって露出した部分にエキシマレーザーを照射し、角膜を削ることで光の屈折率を調節して近視乱視を矯正します。
その後、フラップを元に戻して手術を終了します。
フラップは戻した直後から角膜の細胞の陰圧(引っ張る力)により接着し、通常1週間程でほぼ安定し、その後、角膜の上皮細胞が再生することにより3ヶ月程で更に強く接着します。
フラップが安定すれば、通常の生活で眼をこすったりしてずれるということはありませんので、ご安心下さい。

但し、角膜の表面のみが再生する為、上皮細胞下のフラップが密着するというわけではありませんので、強度的には手術前と全く同じというわけではありません。
手術後、眼の状態が安定してから眼に衝撃が加わった場合でも、それによって必ずしも切開した部位がずれたりするというわけではないのですが、怪我の状況によっては切開した部位がズレてしまうというリスクがありますので、当院では、格闘技などをされており、眼の怪我をする可能性が高い方に対しては、ラゼックという(フラップ自体を作成しない)方法をお勧めしております。
※レーシック治療後、万が一フラップがずれてしまった場合でも、怪我がフラップのズレだけの場合は、多くの場合は早急に適切な処置を行うことにより、怪我をされる以前の状態とほぼ同じくらいに回復することは可能ですが、眼に強い衝撃が加わった場合には、手術した部位以外もダメージを受けてしまう可能性もあり、そのような場合には手術をした部位の治療を行っても、その他の部位(網膜等)がダメージを受けてしまっている場合には、視力の低下をきたす可能性がございます。

ラゼックは、アルコールを用いて上皮細胞層を除去し、近視乱視を治療するエキシマレーザーを照射する治療方法です。
ラゼックで使用するアルコールの量は、当院では従来と比較して大幅に少ない最低限の量を使用しているため、アルコールによる弊害というものは当院では出ておりません。
ラゼック治療後3ヶ月後の結果は、平均視力が 1.5以上と、レーシックと同様に良好な結果が得られております。

※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。

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